月一の短歌会。
古希過ぎてから始めました。短歌と縁がなかった私が、3年間未熟ながら続けています。きっかけは奇縁としか言いようがないです。
友達からの絵手紙が、隣町の女性に誤配達されました。親切な方で、丁寧な筆文字で書いた手紙を添えて、絵手紙を届けてくださいました。
お礼の電話を掛けた時、封筒内に短歌会の名刺が入っていたので、「短歌をやってらっしゃるのですね。父の趣味が短歌でした」と言いました。
その方は、父の短歌を見せて欲しいと言われて、父の短歌を持参して見知らぬ方を訪ねました。
92歳の闊達な方。話していて頭脳明晰な方と感じました。父の短歌を繰り返し読んで下さいまして「お父さまの短歌は心があるわね」と、頬をやや紅潮させて言われたのを今もはっきり覚えています。
テレ屋の父が、「そんなことはにゃあよ」と声が聞こえたような気がしました。
私は父の短歌を読んだことがなかったんです。評価して頂いた言葉に、涙しました。短歌がわかる方に、見てもらって良かったと心底思いました。このことが縁で、短歌に触れるようになりました。
心があるわねと言って下さったかたは4月に、95歳を迎えて短歌を生きがいにしておられます。
会の前にランチ。元同僚さんとお友達が先客。美味しくて楽しくて幸せな時間。又、会ってね。
出逢いに感謝!
1首 舟唄が心にしみる「深夜便」亜紀さんの声闇を透かして