出勤してステーションに入ると、同僚がはなももを見るなり、わっと泣かれた。
昨日、何かあったのだ。しっかり話しを聴く時間はない。時短勤務、高齢者で動きが遅いとなると、持ち場で仕事開始して、自分の身を処するだけでせい一杯。
その後、利用者様を受診にお連れした。車椅子に座って、じっと外を眺めておられる。マスクの中で話している言葉を聞こうと、耳を近づける。
「悪いね。ありがとう」と聞き取れた。
「しっかり診てもらいましょうね」
雨で山も、街も白く覆われいる。はなももの頭、心、すっきりしない。
昼前には同僚は笑顔が見られた。誰かと話が出来たのね。聴いていただいてありがとうございます。
今日も全ての事に感謝します。